一人暮らしにおすすめの間取り3種類を比較してご紹介

一人暮らしにおすすめの間取り3種類を比較してご紹介

これから初めての一人暮らしを始める方のなかには、どんな間取りの物件を選べば良いかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一人暮らしにおすすめの間取りは複数ありますが、それぞれ特徴が異なるため、どれがご自身に合っているのかを検討するのがおすすめです。
この記事では、一人暮らしにおすすめのワンルーム・1K・1DKの3つの間取りについて、それぞれの特徴を比較してご紹介します。

一人暮らしにおすすめの間取り比較①ワンルーム

一人暮らしにおすすめの間取り比較①ワンルーム

ワンルームは、居室に仕切りがなく、キッチンとつながって同じ空間になっている間取りです。
居室とキッチンがつながっており、室内にはバス・トイレ以外に扉がありません。
物件によってはロフトが付いているケースもあり、収納スペースや趣味の空間、寝室などの用途で利用できます。
ワンルームのメリット・デメリット、またワンルームが適している方についてご紹介いたします。

メリット・デメリット

ワンルームの大きなメリットは、家賃が比較的安いことです。
建築コストが低いため、他の間取りと比較しても手頃な賃料の物件が多く見受けられます。
また、必要なものに迅速にアクセスできる利便性や、掃除が少ないこともメリットです。
一方で、キッチンが居室とつながっているため、調理中のにおいが居室内に広がるというデメリットがあります。
物件によっては、玄関を開けると居室が丸見えになる場合や、バス・トイレが別でない場合がありますので、注意が必要です。
また、クローゼットがない物件も存在し、家具や家電を配置すると思った以上に狭く感じることもあります。
ドアがないため居室の空間が広がりますが、これにより空調の効率が低下するというデメリットも考えられます。

ワンルームに向いている方

ワンルームに向いているのは、家賃をできるだけ節約したい方です。
ワンルームなら都市部でも比較的安価な物件が見つかり、家賃を抑えながらも立地の良い場所に住みたい方にも適しています。
また、自宅であまりキッチンを使用しない方にもおすすめです。
ワンルームのキッチンでは調理によるにおいや煙が室内に広がるデメリットがありますが、自炊をあまりしない方にとってはそれほど問題ではありません。
自宅を寝るための場所と捉え、比較的家賃がリーズナブルなワンルームは理想の間取りと言えるでしょう。

一人暮らしにおすすめの間取り比較②1K

一人暮らしにおすすめの間取り比較②1K

1Kは、一部屋とキッチンスペースがある間取りのことを指します。
キッチンスペースは4.5畳未満であり、玄関から入ってすぐのところに設置されているケースが多いです。
一人暮らしの居住スタイルを選ぶなかで、もっともスタンダードなのが1Kです。
以下では、1Kメリット・デメリット、また1Kに向いている方をご紹介します。

メリット・デメリット

1Kのメリットの1つは、居室とキッチンが明確に分かれている点です。
調理中に発生する煙やにおいが居室に流れ込まないため、衣類や寝具が臭わない心配がありません。
また、室内に仕切りがあるため、玄関から居室が見えにくくなり、水回りの音も軽減されます。
ワンルームと比較して、1Kには収納が豊富なケースが多く、そのため家具や家電、荷物を多く持ち込んでも部屋が圧迫されにくいでしょう。
一方で、1Kのデメリットには、ワンルームに比べて家賃が高い点が挙げられます。
ワンルームよりも家賃が5,000円~1万円ほど高く設定されているため、年間で考えると6万円以上出費が多くなってしまいます。
さらに、居室とキッチンが仕切られているため、キッチンには空調機器の風が届きにくいというデメリットもあります。
1Kの賃貸物件の多くは、キッチンに窓が備わっていないため、夏は暑く、冬は寒い傾向があります。
したがって、キッチンで長時間の調理をおこなう場合は対策が必要になります。

1Kに向いている方

1Kに向いているのは、一人暮らしで自炊をする方です。
キッチンで調理しても居室に煙が流れ込まないため、におい移りを気にせず料理ができます。
また、食事スペースや寝室、そのほかの生活スペースが兼用でも気にならない方も1Kに向いています。
1Kでは居室が1つしかないため、同じ居室で食事も睡眠も取らなければなりません。
用途によって部屋を分けたい方にとってはストレスになるかもしれませんが、兼用でも気にならない方にとっては大きな問題にはならないでしょう。
一人暮らしに適した間取りは複数ありますが、そのなかでも1Kは人気が高い間取りです。
初めての一人暮らしで間取りに迷ったら、まずは1Kの物件を探してみると良いでしょう。

一人暮らしにおすすめの間取り比較③1DK

一人暮らしにおすすめの間取り比較③1DK

1DKとは、居室1つにダイニングキッチンがある間取りのことを指します。
ダイニングキッチンが4.5畳~8畳未満で、居室の広さは平均5畳~7畳となっており、一人暮らし向けのほかの間取りと比較しても、1DKは専有面積が広くなっています。
8畳のダイニングキッチンを備えた部屋は、一部の不動産会社では1LDKと表記されることもあります。
1DKの部屋は、1Kよりも広々としたキッチンスペースが確保されていることが多いため、料理もしやすいでしょう。
以下では、1DKのメリット・デメリット、また1DKに向いている方をご紹介します。

メリット・デメリット

1DKのメリットの1つは、広い専有面積により、大型の家具や家電を配置できる空間にゆとりがあることです。
また、空間を用途ごとに区切れる点も大きなメリットとなります。
食事スペースと寝室を分けることで、生活にメリハリを持たせることができます。
さらに、キッチンスペースも広々としており、料理がしやすい環境が整っています。
一方で、1DKのデメリットとしては、物件の築年数が古いことが挙げられます。
1980年代に広く採用された間取りである1DKの物件は、建物が経年劣化している可能性が高く、和室になっているケースも見られます。
また、大きな家具を配置すると通行に支障が生じる可能性があり、とくにダイニングキッチンが広くない場合は注意が必要です。
通常、一般的な1DKの物件ではダイニングキッチンの奥に居室が配置されているため、大型のダイニングセットなどを配置するとスペースの邪魔になります。
したがって、家具や家電の配置には慎重に注意する必要があります。

1DKに向いている方

1DKに適しているのは、生活スペースを目的ごとに分けたい方です。
ダイニングキッチンで調理から食事までが完結するため、衣類や寝具に臭いが付く心配がありません。
また、家賃が安くて広い部屋に住めるならば、築年数にこだわらない方や、畳の部屋が許容できる方にも1DKが適しています。
築年数が古くても、リノベーションが施されていて快適に生活できる物件もあるため、築年数にこだわらず検討することが良いでしょう。
ただし、築年数が経過している物件は防犯性が低い場合があるため、女性の一人暮らしの際は注意が必要です。
女性の一人暮らしで1DKを選ぶ場合は、内見で防犯性を確認したうえで慎重に検討しましょう。

まとめ

一人暮らしにおすすめの間取りは、ワンルーム・1K・1DKの3種類です。
それぞれに家賃や広さをはじめとした違いがあり、向いている方が異なります。
一人暮らしを始める際には、それぞれの間取りの特徴を把握したうえで、ご自身に合った物件を選びましょう。