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大阪市の中核病院!都島区にある「大阪市立総合医療センター」をご紹介

大阪市の中核病院!都島区にある「大阪市立総合医療センター」をご紹介

持病があったり、妊娠していたりするなかでのお引っ越しでは、「近隣にどのような医療機関があるのか」を重視する方が多いのではないでしょうか。
かかりつけ医となる地域の診療所の存在はもちろん大切ですが、万が一に備えて、規模の大きな医療機関の有無も押さえておくと安心です。
この記事では、大阪市へのお引っ越しをご検討中の方に向けて、大阪市立総合医療センターの概要や診療科、特徴的な取り組みをご紹介します。

大阪市立総合医療センターの概要

大阪市立総合医療センターの概要

大阪市立総合医療センターは、大阪市都島区にある公立の医療機関です。
大阪市制100周年記念に関連する事業のひとつとして、1993(平成5)年12月に開院しました。
50を超える診療科と1,000床を超える病床、2,300人を超える職員を有する、大阪市の中核病院です。
市民の多様なニーズに応えるため、地域医療と連携し、高度急性期医療や小児医療を提供しています。

大阪市立総合医療センターの基本方針

大阪市立総合医療センターでは、「医療センターの基本方針」として、総合医療センターが果たす役割と職員が果たす義務の2つを掲げています。
総合医療センターが果たす役割は、以下のとおりです。

●患者さんの人権
●地域医療連携
●安心・安全な環境
●医療機能
●高度・先進医療
●人材育成
●医療経済


それぞれの詳細は公式ホームページに記載されているため、ぜひご確認ください。
また、職員が果たす義務は以下のとおりです。

●使命
●医療スタッフの協働
●患者さん中心の医療


こちらも、より詳しい内容が公式ホームページに記載されています。

各診療の基本方針

基本方針が策定されているのは、病院単位だけではありません。
大阪市立総合医療センターでは、「病棟診療の基本方針」「外来診療の基本方針」「救急診療の基本方針」も策定されています。
病棟診療の基本方針には、安全な入院環境の整備や柔軟な勤務体制の導入、医療資源の効率化などが盛り込まれています。
外来診療の基本方針は、地域完結型の医療体制を整備することと、「市民の生命と健康を守る最後の拠り所」としての役割を果たすことの2点です。
また救急診療の基本方針では、救急診療体制の整備や総合病院併設型救急医療の実践などが明記されています。
それぞれの役割や方針がしっかりと決められているため、芯の通った医療が受けられる病院だといえるでしょう。

大阪市立総合医療センターの特色

大阪市立総合医療センターの特色としては、臨床研究センターやヘリコプター緊急発着場の設置・医療の効率化による患者サービスの推進・優れた療養環境の確保などが挙げられます。
近隣にお引っ越しをされる方が気になるのは、入院や通院に関する特色ではないでしょうか。
大阪市立総合医療センターでは病院情報システムを導入し、患者の待ち時間短縮を図っています。
医療機能として、365日24時間対応の救命救急医療を備えているため、いざという時でも安心です。
また病棟にはディルームや食堂があり、早期離床の促進を図っているため、退院後の生活も想定しやすいでしょう。

●所在地:大阪市都島区都島本通2-13-22
●アクセス:地下鉄「都島駅」から徒歩3分/JR「桜ノ宮駅」から徒歩7分/大阪シティバス「総合医療センター前」バス停下車すぐ
●診療時間:平日9:00~
●休診日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
●駐車場:あり(30分まで無料/一部例外あり)

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大阪市立総合医療センターの診療科

大阪市立総合医療センターの診療科

大阪市立総合医療センターの診療科は多岐にわたり、50を超えます。
地域の拠点病院・大阪市の中核病院として、さまざまな疾患に対応可能です。
ここでは、多くの診療科のなかから「総合診療科」「小児総合診療科」「整形外科」の3つをご紹介します。

総合診療科

総合診療科は、2006(平成18)年4月に総合内科から改称して創立された診療科です。
総合内科には臓器別の診療科が含まれていましたが、現在はそれぞれが独立した診療科となっています。
現在の総合診療科の対象は、単独の臓器別の診療科では対応できない疾患や、対応すべき診療科を特定できない症例、リウマチ・膠原病類縁疾患などです。
外来診療(リウマチを除く)は、毎日午前、2つの診察ブースを使用しておこなっています。
そのほか、リウマチ外来を週3日、膠原病で入院されていた方の退院後のフォローアップ外来を週に1日実施しています。

小児総合診療科

大阪市立総合医療センターには小児医療センターがあり、小児総合診療科は小児内科系に属する診療科のひとつです。
地域の病院では治療が難しい小児一般疾患・腎臓病・高血圧・膠原病などを持つ子どもに対し、高度かつ専門的な医療を提供しています。
院内学級が設置されているため、長期入院が必要な小・中学生も、自分のペースで学び続けることが可能です。
外来の初診は週2日実施され、小児科専門医が担当しています。
対応する診療科がかわからないケースにもアドバイスをおこない、適した診療科での治療を開始できるようサポートしています。

整形外科

整形外科は、完全予約制の診療科です。
脊椎脊髄外科、関節外科、スポーツ整形外科、手外科、骨軟部腫瘍外科、小児整形外科、外傷外科の各分野の専門医が診療にあたっています。
基本的には、地域の病院から紹介された患者が対象です。
2020(令和2)年からは、PRP治療という治癒能力を高める新しい治療法を導入しています。
外来診療は毎日午前・午後に実施していますが、体の部位で時間帯がわかれているため注意が必要です。

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大阪市立総合医療センターの取り組み

大阪市立総合医療センターの取り組み

大阪市立総合医療センターは、地域の拠点病院として、さまざまな取り組みを実施しています。
そのひとつが、「数字で見る総合医療センター・クリニカル・インディケーター(臨床指標)」の開示です。
公式ホームページで閲覧可能で、大阪市立総合医療センターの現状がイラストでわかりやすく可視化されています。
たとえば、大阪市立総合医療センターの許可病床数は1,063床であることがイラストで示され、その下に「日本の病院総数は8,372施設で、そのうち900床以上の病院は53施設である」と解説がついています。
そのほか、開示されているおもな数字は以下のとおりです。

●1日入院患者数:733.0人
●1日外来患者数:1,886.0人
●年間手術件数:11,588件
●分娩件数:914件(うち1,000g未満の超低体重児62例)
●産科緊急母体搬送受入数:162件


上記はいずれも2022(令和4)年時点の数字であり、1日の入院・外来患者数は平均値が示されています。
大阪市立総合医療センターの規模や全国的な位置づけ、役割などを把握しやすいため、これから通院したい方におすすめのページです。
「数字で見る総合医療センター・クリニカル・インディケーター(臨床指標)」のなかに、「がん診療連携拠点病院:国が指定した大阪府内17病院中の1つです」という記載があります。
地域がん診療連携拠点病院としての患者の受け入れも、大阪市立総合医療センターの特徴的な取り組みのひとつです。
地域がん診療連携拠点病院とは、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、相談支援や情報提供などの役割を担う病院として、法律に基づき厚生労働大臣から指定された病院のことをいいます。
大阪市立総合医療センターは、2005(平成17)年に指定されました。
治療や緩和ケア、セカンドオピニオンだけでなく、当事者が悩みを共有できる「がんサロン」や情報収集ができる患者図書室「やわらぎ空間さくら」などを開設し、さまざまな角度から患者とその家族をサポートしています。

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まとめ

大阪市立総合医療センターは、大阪市都島区にある、地域医療の拠点となる公立の医療機関です。
50を超える診療科があり、新生児から高齢者まで年齢を問わず、さまざまな疾患に対応しています。
公式ホームページには病院の現状をわかりやすく示したページもあるため、近隣にお引っ越しの際はぜひ確認してみてください。