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賃貸物件に入居する際のお部屋探しのポイントと全体的な流れについて解説

賃貸物件に入居する際のお部屋探しのポイントと全体的な流れについて解説

はじめて賃貸物件への入居を検討する場合、なにから始めれば良いのか、どのように契約まで進むのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
賃貸物件にスムーズに入居するためには、手続きの流れを把握しておくことが大切です。
そこで今回は、賃貸物件に入居する際のお部屋探しのポイントや、契約までの流れについて解説します。
賃貸物件への入居をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ1:条件を決める

賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ1:条件を決める

賃貸物件で快適な生活を送るためには、希望する条件に合ったお部屋を見つけることが大切です。
そこでまずは、お部屋探しをする際のポイントとして、賃貸物件検索サイトで物件を検索するまでの流れについて解説します。

希望する条件を決めてから検索する

お部屋探しにおいては、多くの人が賃貸物件検索サイトを利用します。
賃貸物件検索サイトでは、エリア・間取り・家賃・駅からの距離など、さまざまな条件を指定して物件を探すことが可能です。
条件を絞ることで、理想のお部屋を見つけやすくなります。
同時に、類似物件の比較も容易におこなえるため、ご自身の希望に合った賃貸物件を見つけるために、希望条件を整理しておくことが重要です。
賃貸物件の希望条件を決定する際は、以下の流れにしたがって進めると良いでしょう。

家賃の上限を決める

まず、家賃の上限を決定します。
家賃は毎月の生活費のなかで大きな割合を占め、収入が少ない月でも一定の金額を支払う必要があります。
気に入った物件が見つかっても、予算に合わなければ選択肢に入れることはできません。
無理のない生活を送るためには、家賃の上限を収入の1/3以下に設定することがおすすめです。

エリアを選ぶ

次に、お部屋探しをするエリアを選びます。
会社や学校に通いやすい、駅まで徒歩何分以内に住みたい、静かなところで落ち着いた生活がしたいなど、ライフスタイルに合ったエリアを選ぶことが大切です。

広さや間取りを決める

家賃の上限や住みたいエリアが決まったら、物件の間取りを決定します。
たとえば、一人暮らしの場合、一つの居室を選ぶことが一般的ですが、家でゆっくり過ごしたいという方には、ダイニングやリビングと居室が分かれている1LDKがおすすめです。
ファミリー層であれば、子ども部屋を確保したい、リビングの広さにこだわりたいなど、家族構成や希望に合わせて物件を選ぶと良いでしょう。

こだわりたい条件があれば決めておく

賃貸物件検索サイトでは、家賃やエリア、間取りといった基本的な情報以外に、敷金・礼金や設備など、細かい条件で絞り込むことが可能です。
たとえば、オートロックやインターネット環境など、譲れない条件があれば決めておくとスムーズに検索できます。

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賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ2:内見する

賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ2:内見する

希望条件で絞り込み、気に入った物件が見つかったら、実際に内見して物件の状態や広さ、周辺環境などを確認してから決めることが大切です。
そこで次に、お部屋探しをする際のポイントとして、内見するまでの流れについて解説します。
気に入った賃貸物件の内見は、以下のような流れでおこないましょう。

不動産会社に問い合わせる

まず、気に入った物件を管理する不動産会社に連絡し、内見を検討している旨を伝えます。
複数の気になる物件がある場合は、この段階で不動産会社に伝えておくと良いでしょう。
内見は不動産会社を介しておこなわれるため、事前に予約しておくとスムーズです。

不動産会社の窓口で相談する

次に、不動産会社の窓口を訪れて、お部屋探しの相談をおこないます。
あらかじめ問い合わせていた物件だけでなく、他の物件についても相談が可能です。
窓口で相談することで、希望条件やライフスタイルなどを担当者に伝えやすくなり、似た条件の新着物件情報などを得ることができる可能性があります。

内見する

不動産会社の担当者が実際に物件を案内します。
賃貸物件を決める際は、できるだけ複数の物件を内見し、比較して検討するのがおすすめです。
窓口で不動産会社の担当者と相談しながら何軒かピックアップし、同じエリア内であれば、同日に内見にまわることも可能です。
ただし、同日に何軒も内見すると、あとで比較して検討する際に忘れてしまう可能性があります。
内見時には、物件のチラシなどに室内の寸法やチェックしたことをメモしたり、室内の写真を撮ったりしておくと、あとで思い出しやすいです。
迷った際は、あらかじめ決めておいた希望条件に優先順位をつけて検討してみてください。
たとえば、部屋は少し狭くても駅から近いほうが良い、家賃の予算はオーバーできないなど、何を優先するかを考えると、選びやすいでしょう。
ただし、内見したあと物件を決めるまでに時間をかけ過ぎると、入居者が決まってしまう可能性があるため注意が必要です。

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賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ3:契約を結ぶ

賃貸物件に入居する際のお部屋探しの流れ3:契約を結ぶ

物件が決まったら、スムーズに契約手続きをすることが大切です。
そこで最後に、お部屋探しをする際のポイントとして、契約を結ぶまでの流れについて解説します。
入居したい賃貸物件が決まったら、以下のような流れで契約手続きを進めましょう。

入居の申し込み

賃貸物件に入居する際には、まず入居の申し込みをする必要があります。
入居申込書は、不動産会社が準備する書式に住所や勤務先などを記入していくのが一般的です。
この書類は、物件を借りたいという意思表示であり、仮押さえの意味もあります。
同居人がいる場合は、その方の情報も記入してください。
また、申し込み時には、年収がわかる源泉徴収票などの提出を求められる場合があります。
このときに申込金を支払うのが一般的ですが、申込金の金額は大家さんや物件によって異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。

入居審査がおこなわれる

入居の申し込みをすると、大家さんによる入居審査がおこなわれます。
入居審査で重視されるのは、家賃の支払い能力があるかどうかです。
入居審査には、一般的には3日~10日ほどかかります。

重要事項説明を受け賃貸借契約を結ぶ

入居審査に問題なく通過すれば、いよいよ契約に進む流れになります。
賃貸借契約を結ぶ際には、不動産会社の宅地建物取引士が重要事項説明をおこないます。
重要事項説明は、契約上重要な事項を説明することです。
内容は物件によって異なりますが、主に更新・解約などの契約に関する事項や、敷金・家賃・退去時の修繕費などお金に関する事項、設備の状況、物件での禁止事項などが含まれます。
重要事項説明の際には、お部屋探しの段階で説明を受けた内容と異なる点がないか、しっかりとチェックしてください。
とくに契約やお金に関する事は、認識が異なるとあとでトラブルになりやすいため、注意が必要です。
契約するうえで重要なプロセスであるため、疑問点や心配な事があれば、この時に確認しましょう。
内容に問題がなければ、賃貸借契約書と重要事項説明書にサインと捺印をして、契約の完了です。

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まとめ

賃貸物件で快適な生活を送るためには、毎月支払う家賃に無理がないか、ライフスタイルや家族構成に合っているかなど、希望条件を整理したうえで物件探しを始めることが大切です。
気に入った物件が見つかったら、実際に内見し、物件の状態や周辺環境などを確認して決断することをおすすめします。
また、実際に賃貸借契約を結ぶ際には、重要事項説明の際に気になることを質問し、納得したうえで契約書にサインするようにしましょう。