大阪市住吉区はどんな街?住みやすさと家賃相場を解説!

大阪市住吉区はどんな街?住みやすさと家賃相場を解説!

大阪市住吉区は、1800年の歴史をもつ住吉大社のある街として知られています。
歴史的な神社仏閣だけでなく、閑静な住宅街も広がっているので、老若男女問わず住みやすさを重視する方におすすめの環境です。
そこで今回は、大阪市住吉区で住まいをお探しの方に向けて住みやすさや家賃相場をご紹介します。

大阪市住吉区の住みやすさと概要

大阪市住吉区の住みやすさと概要

大阪市の最南端に位置する住吉区は、堺市とも接しているベッドタウンです。
人口は約15万人で大阪市第5位の多さですが、治安がよくのどかな住宅街が広がっている特徴があります。
そんな大阪市住吉区の概要を見ていきましょう。

大阪市住吉区の歴史

住吉はかつて「すみのえ」と呼ばれており、古くは万葉集にも登場する歴史を持っています。
大阪市内には住之江や墨江などの地名がありますが、これらも元々は「すみのえ」から派生しました。
住吉津(現在の住吉川河口にあった港)と住吉大社が栄えるようになり、後村上天皇の時代には御座所(皇宮)が設置されていたことでも知られています。
中近世以降は新田開発が盛んにおこなわれるなど、街としてさらなる発展を遂げました。
そして1925年、大阪市の第二次市域拡張にともない住吉区となりました。
1974年には住之江区を分区し、現在の区域となっています。

住吉大社の概要

大阪市住吉区の歴史を知るうえで、住吉大社の存在は欠かせないものです。
地元住民からは「住吉っさん」と親しまれており、三大住吉の1つにも挙げられています。
国宝にも指定されている本殿は、古代日本の建築様式を伝える貴重な建築物でもあります。
幣殿・石舞台・高蔵など重要文化財に指定されている建築物も多く、さまざまな歴史的文化財に触れられる境内です。
住吉祭
住吉祭は大阪の夏の風物詩として、1年でもっとも盛り上がるお祭りです。
神輿渡御では700貫(約2トン)の大神輿が登場し、大和川の川中で堺市側へ受け渡される様は壮観です。
堺市の宿院頓宮に至るまで大規模な神輿の練り回しがおこなわれ、大阪市住吉区一体が盛り上がりを見せる夏の一大イベントでもあります。

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大阪市住吉区の住みやすさと住環境

大阪市住吉区の住みやすさと住環境

大阪市住吉区は治安が良く、静かな住宅街の広がる住みやすい街です。
どのような住環境があるのか、住みやすさのポイントとともに見ていきましょう。

大阪都心部へのアクセスが良い

大阪市住吉区では、6路線16駅を利用できます。
南北の移動にはJR阪和線・大阪メトロ御堂筋線・南海電鉄高野線が便利です。
なかでも大阪メトロ御堂筋線は、新大阪駅、梅田駅、難波駅、天王寺駅といった大阪の主要駅を結んでいるので、通勤・通学はもちろんのこと休日のレジャーにも便利な路線といえるでしょう。
住むエリアによっては複数路線を使いやすいため、交通アクセスの良さを重視する方におすすめの住環境です。
幹線道路以外は静かな環境
通勤・通学の時間帯は多くの住民が行き交いますが、基本的には落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。
幹線道路以外は交通量もあまり多くないので、子育てファミリーにとっても暮らしやすい環境といえるでしょう。

買い物スポットが充実している

大阪市住吉区はベッドタウンでもあるので、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが多数存在します。
そのため、日常の買い物に困ることはないでしょう。
また、昔ながらの商店街もにぎわいを見せています。

●あびこ中央商店街(あびんこ)
●長居商店街


あびこ中央商店街は、あびこ駅が最寄り駅です。
個性豊かなお店が軒を連ねており、年に数回開催される「ワンコイン市」などの名物企画も人気を博しています。
そして、長居商店街は長居駅近くにあります。
セレッソ大阪関連のイベントも度々開催されており、ホームゲーム開催日には多くのサポーターでにぎわう商店街です。
天王寺方面へもアクセスしやすい
天王寺方面にすぐアクセスできる住環境なので、大型商業施設や百貨店にもすぐに足を運べます。
そのため、贈答品など特別な品を買い求めたいときでも安心です。

治安が良い

大阪市住吉区は古くからある住宅街なので、治安の良さでも知られています。
たとえば、帝塚山や沢ノ町周辺は文教地区となっており、落ち着いた住環境が広がりを見せています。
住吉駅近くには住吉警察署もあり、ファミリーや女性の一人暮らしでも安心できる環境といえるでしょう。

子育て支援が充実している

大阪市住吉区は、子育て支援が充実している特徴もあります。
12歳までの子どもは、医療費助成により自己負担額は500円(1医療機関ごと1日あたり)です。
令和6年には所得制限が撤廃され、所得に関係なく医療費助成を受けられる範囲は18歳までの子どもに拡大しました。
内科系の医療機関や歯科医院の数も多いので、かかりつけ医をお探しの方にもおすすめの住環境です。
住吉区子ども・子育てプラザ
「住吉区子ども・子育てプラザ」は、子育てを応援するための施設です。
乳幼児と保護者が交流できるつどいの広場や、子どもが自由に過ごせるのびのびルーム・わんぱくルームなどがあります。
子育てに関するさまざまな情報も提供されているので、子育て仲間を作りたい方や育児などで困り事のある方はぜひ足を運んでみてください。
児童いきいき放課後事業
大阪市内にある市立小学校は、平日の放課後・土曜日・長期休業日などに子どもたちが活動できる場を設けています。
大阪市住吉区には14か所あり、子どもたちが放課後を安全に過ごせる環境が整っているのも魅力的なポイントです。

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大阪市住吉区の住みやすさと家賃相場

大阪市住吉区の住みやすさと家賃相場

大阪市住吉区の住みやすさを知るうえで、家賃相場を把握することが大切です。
そこで、大阪市住吉区の家賃相場を間取り別に見ていきましょう。

ワンルーム~1LDK:3.48万円~7.02万円

一人暮らし向けが中心となるワンルーム・1K・1DKの家賃相場は3.48~4.75万円でした。
5万円以下の家賃で部屋をお探しの場合には、この間取りを中心に選ぶと良いでしょう。
部屋面積などの住みやすさを重視するなら、家賃相場は高くなるものの1LDKがおすすめです。
築年数や最寄り駅までの距離といった条件を広げれば、ワンルーム・1K・1DKと同家賃帯の部屋もあります。

2K~2LDK:4.32万円~9.87万円

カップル向けの部屋が多い2K・2DKの家賃相場は4.32~5.51万円でした。
部屋の広さに注目すると1LDKとあまり変わらない場合もあるので、部屋数にこだわりがない場合には1LDKとも比較してみてください。
ファミリー向けの2LDKは、最寄り駅までの距離などの条件を重視するなら10万円以上の家賃帯も視野に入れることをおすすめします。

3K~3LDK:5.93万円~12.31万円

3K・3DKの家賃相場は5.93~6.44万円でした。
昔ながらのマンションや一戸建てタイプの賃貸物件も多く、部屋数を確保したい方におすすめです。
築浅の3LDKはマンションに多く見られ、家賃相場は15万円を超えるものも少なくありません。

4LDK以上:11.61万円~13.17万円

一戸建てタイプの賃貸物件をご希望の場合、4LDK以上を中心に探すと良いでしょう。
ただし、ほかの間取りと比較して供給数が少ないので、3LDK以下の物件と並行して探すことをおすすめします。

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まとめ

大阪市住吉区の住みやすさや住環境をご紹介しました。
歴史の古い街ですが、交通アクセスが良好で都心に行きやすい環境です。
また、家賃相場も手頃なお部屋が多いので、一人暮らしからファミリーまでおすすめの街です。
大阪市にお引っ越しを考えている方は、検討してみてはいかがでしょうか。